鉢巻石垣とは、土塁や盛り土の中腹部分に帯状に積まれた石垣のこと。ちょうど鉢巻きを頭に巻いたように、斜面の途中を横一線に石垣が走る形状からこの名がついた。

主な目的
斜面の崩落防止 — 土塁の土砂が雨水などで流れ出すのを防ぐ。
登攀の妨害 — 敵が斜面をよじ登る際の障害となる。
視覚的な威圧 — 城の堅固さを示す。

裾から天端(てんば)まで全面を石垣で覆う「総石垣」とは異なり、コストを抑えながら防御力を高める工夫といえる。
類似の用語に、土塁の裾部分に石垣を積む「腰巻石垣」があり、両者はセットで説明されることが多い。