基礎知識
大手と搦め手
城郭における大手と搦め手(からめて)は、単なる出入口の違いではなく、城の構造思想・軍事戦略・儀礼性を理解するうえで非常に重要な概念である。 大手とは 大手とは、城の正面入口。公式な出入口であり、「表玄関」にあたる。最も …
石垣の歴史
日本の城で本格的な石垣が使われ始めたのは戦国時代前期〜中期(16世紀前半)で、最初期の代表例として最も有力視されているのが近江国・観音寺城(滋賀県近江八幡市)である。 石垣使用の始まり 1. 古代:7世紀後半(飛鳥〜奈良 …
懸魚とは
懸魚は、日本建築の屋根の破風(はふ)の下に吊り下げられる装飾板のこと。もともとは木造建築の棟木(むなぎ)や梁の接合部を保護する実用部材だったが、やがて意匠化し、神社・寺院・城郭建築の象徴的な装飾へと発展した。 1. 懸魚 …
狹間とは
狹間は、城の石垣や土塀、櫓などに設けられた攻撃用の小さな開口部。敵を安全に攻撃するための射撃のためのスリットで、城郭防御の中核装置といえる。読みは「さま」が一般的だが、「はざま」とも読む。 1. 狹間の基本的な役割 攻撃 …
石垣(4)積み方一覧表
石垣の積み方一覧表 亀甲積み 石材を六角形に加工して積み上げる切込み接ぎの石垣の一種である。亀の甲羅の模様ように見えるためこう呼ばれる。力が均等に分散するため、崩れにくいが、江戸後期に低い石垣に用いられた例のみである。沖 …
石垣(3)外観による分類
その昔、修学旅行で熊本城へ行ったとき、大きな石の表面がきちんと平らに加工され見事に組み上げられているのを見た。戦国時代という400年以上も昔にこのような技術があったことに感心したのを覚えている。 そして帰ってから確かめた …
石垣(2)積み方による分類
石垣の積み方は、布積と乱積の2つに大きく分けられる。石垣最上部の天端(てんば)が垂直になった箇所を雨落とし(あめおとし)といい、その下に反りがあるものを「寺勾配」、雨落としが浅い・無いものを「宮勾配・扇の勾配」という。 …
石垣(1)石の加工程度による分類
「人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、あだは敵なり」 武田信玄の言葉である。その意味の解説は省略するが、城を語るときに「石垣」を避けては通れない。全国に数ある城について語るときにも、必ず石垣についての解説がある。石垣を簡 …
本丸・二の丸・三の丸
城は本丸、二の丸、三の丸など郭と呼ばれる区画の集合体である。それらの郭を並べる地形によって山城・平山城・平城の三種類に区別される。 新宮城は、本丸・鐘の丸などを高台に、二の丸を平地に配した「平山城」である。 城の中心は言 …












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